トップリーダーズインタビュー
桂由美さん

放送日 2023年2月6日~27日 22:45~23:00 ラジオ日本

今回のトップリーダーズインタビューは、ブライダルファッションの第一人者である、桂由美さんにお話を伺いました。
お会いした場所は、乃木坂の外苑東通りの一角でひときわ目を引く白亜の殿堂、桂由美ブライダルハウス。中に入ると優雅なウェディングドレスやジュエリーなどが並び、夢のような世界が広がっていました。

桂由美さんがウェディングドレスを中心とした、ブライダルファッションデザイナーになって、今年(2023年時点)で58年目になります。その道のりは日本におけるウェディングドレスの歴史でもあり、数え切れないほど多くの女性たちに夢と幸せをもたらしてきました。これまでそうそうたる芸能人たちのウェディングドレスも手掛け、「ユミカツラ」の名は、ブライダルファッション界の最高峰と言っても過言ではありません。
東京・大阪にある直営店の他にも、全国でフランチャイズを展開しており、アメリカやカナダ、中国など海外でも「ユミカツラ」のドレスを扱っているお店があります。
ウェディングドレスという新しい分野を切り開いた道のりから、業界の最先端を走り続けるエネルギーの源まで、女性経営者の先輩でもある桂由美さんに岡田真弓が迫ります。

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日本で和装の結婚式がほとんどの時代、
新しいブームを作った「ユミカツラ」のドレス

現在、日本で行われている結婚式の形式は、花嫁がウェディングドレスを身にまとい、教会で行う割合が約55%で半分以上にのぼります。しかし、桂由美さんが仕事を始めた頃は、結婚式といえば和装が当たり前の時代でした。
「当時、周りの人たちは『ウェディングドレスの店って素敵だけど、何年続くか分からない』と言っていました。ビジネスとしてもたないと思われていたのでしょうね」
と桂さんは振り返ります。結婚式でウェディングドレスを着る人は、当時3%しかおらず、需要はゼロに等しかったのです。

そこで桂さんは、その3%の花嫁さんたちのためにもなんとかウェディングドレスを日本に定着させたいと考え、国内初のブライダルショーを開催したり、日本初のブライダル専門書「ブライダルブック」を出版したりなど、世の中の興味を引く試みをおこなっていきました。
さらにブライダルの知識を身に着けた人材を育てようと、全日本ブライダル協会も設立し、日本で知られていなかった「ブライダル」という言葉を根付かせていったのです。
そうした努力の甲斐あって、ウェディングドレスの人気が高まっていき、「ユミカツラ」のドレスは誰もが知る憧れのブランドとなりました。

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仕事の原点は、白いお城に住むお姫様への憧れだった

桂さんがブライダルファッションデザイナーの道を志したきっかけは、幼い頃に読んでいたおとぎ話に登場するお姫様への憧れだったそうです。
「近所に白いレースがかかった洋風のエレガントなお宅があり、ピアノの音も聞こえてきました。そこに母を連れて行っては『こんなおうちに引っ越そうよ』と無理を言って、困らせていましたね」
ウェディングドレスを着たいと望む花嫁たちを美しく輝かせたいー。その思いは人一倍強く、がむしゃらに仕事にまい進する原動力となりました。

ウェディングドレスを通して多くの女性たちを幸せにしてきた桂さんは、自分が花嫁になろうとは思わなかったのでしょうか?
「縁談の話はありましたが、当時はお見合いが主流でした。お仲人さんが持ってきてくれるのは、結婚したら専業主婦になってほしいという人ばかりで条件が合わなかったのです。
「やはり私は、仕事をしたかったんですね」
お話はあるのに、仕事への理解を示してくれる方はおらず、ずっと断っていたのですが、中には理解を示してくれる方もいました。
お見合いをして3人目で、良いご縁が待っていたのです。

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一人の女性としての幸せ ご主人との結婚

もと大蔵省の役人だった主人と結婚。ご主人は53歳、桂さんは42歳でした。
「一番舞い上がったのは母でした。いろんな人に『娘は40歳を過ぎているんですけど、今頃になって結婚することになりまして』と話して回り、とにかく嬉しくてたまらないようでした。」

以前から桂さんが「夫は違う仕事を持っている人がいい」と考えていたとおり、ご主人はまったく異なる仕事でした。頼れる相手がすぐそばにいることは、大きな精神的な支えとなりました。

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ローマ法王が着た 桂由美さんデザインの祭服

桂さんはブライダルファッションの枠にとどまらず、日本古来の伝統技術を生かした作品も次々と世界に発信していきました。ある時、博多織の伝統の織り方を生かして、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世の祭服を作れないかと思いつきました。そこでバチカン市国の関係者に直接提案してみました。

「その関係者の方から『祭服を作ってくださるなら、献上は受けます』と言われたんです。
『ただし、ローマ法王はお年を召しているから、重いとダメですよ』とアドバイスされました。献上しても着てもらわなければ意味がありませんから、素材を軽くしてデザインはどうしようかと、その時から試行錯誤の日々が始まりました」

重厚感は残しつつなんとか軽くしようと工夫を凝らし、実に1年半をかけてようやく完成。事前に説明を受けた際、献上しても着るかどうかはローマ法王次第だと聞いていました。
そんなある日のこと。桂さんが何気なくテレビをつけると、復活祭でのローマ法王が映っていました。着ていたのは、なんと自分がデザインした祭服ではありませんか。その瞬間、桂さんは感動で胸が熱くなったと言います。

今年(2023年)3月7日には、コロナ禍のため開催できなかったコレクション・ショーを3年ぶりに再開します。伝統とモダンを融合し、神社で行う神前挙式でも美しく映えるウェディングドレスを発表して、新たな可能性を追い求めます。
長年にわたってブライダルファッション業界の最前線を走り続けてきた桂さんは、まだまだ夢は尽きないようです。好きなものに情熱を注ぎ、困難にへこたれず前向きに進み続ければ、必ず道は開けることを教えてくれました。


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